助成金の基礎と今年イチオシの助成金のご案内

今回は、「助成金」をメインテーマに、助成金の基本や具体的な活用法をご紹介します。今年設備投資・人材育成をお考えの方は必見です!ぜひ最後までご覧ください。

助成金とは?基礎知識をおさらい

助成金とは、人手不足・コストの増大など、企業を取り巻く経営環境が目まぐるしく変化する中で、こういった状況を乗り越えるための経営支援策の一つとして、厚生労働省が労働者の人材育成や雇用環境の整備をサポートし、一定の条件を満たした企業や個人に対して支給する「返済不要」の制度のことです。

助成金のポイント

・返済不要: 補助金と同様、返済義務はありません。
・条件達成が必須: 申請後、条件を満たして初めて支給されます。
・目的に応じた多様な種類: 雇用促進、職場環境改善、人材育成など、「労働者」に着目したさまざまな助成金があります。

助成金ごとに対象条件が異なります。事業規模、従業員数、実施内容に基づき適切な助成金を選びましょう。

助成金受給のためには何から始めるべき?

① アクションを起こす前に助成金は事前準備が必要
殆どの助成金が、『事前』の届出等が必要です。実は助成金が取り組めたのに、事前に届出等をしていないだけで、助成金が出来なくなります。

② 労務管理を適切に行っている
法律を守っている事業主にしか助成金は支払われません。

例えばこんな問題はないですか?
・労働保険料を滞納している
・6ヶ月以内に労働者を解雇している(退職勧奨も含む)
・残業代が支払われていないなど…

③ 『就業規則』は整備出来ていますか?
就業規則は助成金のために作成する訳ではございませんが、助成金によっては就業規則の内容が条件達成に関わってきます。そのため最新の法律を含めた整備が必須です。

 

今年のイチオシ助成金!

業務改善助成金
業務改善助成金は、中小企業が賃金の引き上げ+職場環境改善のための設備投資等を目的として支給される助成金です。近年では全国的な最低賃金の上昇傾向にあることから、特に「最低賃金の引き上げ」に合わせた設備投資に利用されるケースが多いのが特徴です。

主な活用例

・生産性向上のための設備導入: 例)省力化機器、ITツールの導入
・労働時間削減のための改善: 例)タイムカードシステムの導入
・従業員の作業環境向上: 例)空調設備の設置や作業スペースの改良

支給額の目安

支給額: 最大600万円
助成率: 費用の9分の10〜3分の4(条件による)

 

申請条件をチェック!

助成金を受給するには、以下の条件を満たす必要があります。

・中小企業または小規模事業者であること
・事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が50円以内であること
・解雇、賃金引き下げなどの不交付事由がないこと

※令和7年1月時点の要件です。
助成金は社会情勢の変化に伴い、支給を受けるための達成条件が変更していきます。
チャンスを逃さないようにしましょう!

 
少しでも「気になる」、「他に受給できる助成金が無いか知りたい」場合は、弊社担当者または、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
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